海外での危険
現金の危険性
海外では、スリや置き引きが当たり前です。
現金の場合、盗まれたら、まず100%返ってきません。
現金の持ち方=スリ・置き引き対策だと思ってください。
海外のスリの場合、数人一組が多いようです。
狙いを定めたら、何人かで相手の気を引いて、その隙に別の仲間が盗るというパターンが一般的です。ストリートチルドレンが強引に奪っていく例もあります。
基本的には、当たり前だけれども、狙われないことです。
観光客とは分かりづらいカジュアルな服装にし、また、ウエストポーチやハンドバッグは狙われやすいので止めましょう。
高級そうにみえる指輪や時計などは、最初から海外へ持って行かないほうが賢明です。
法律的な話
現金が盗まれた場合に戻ってこない、ということに関する法律的な余談です。
盗難にあった者は、窃取者に対し、損害賠償請求できます。
これは、よほど妙な国でもない限り、どこの国も同じです。
ただ、損害賠償請求するには面倒な民事的手続きが必要(きわめて困難)で、さらに窃取者は無資産であるのが通常です。
つまり、「画に描いた餅」ということです。
それ以前に、少額の窃盗で犯人が捕まることのほうが珍しいです。
そこで、保険で賄うことが考えられます。
しかし、現金の場合、「それだけのお金を実際に持っていた」「従って、それだけの損害が生じた」ことの証明が難しいのです。
証明を簡単にする仕組みはありそうですが、保険詐欺が横行することになるので採用されません。
現金は盗まれたら戻ってこない、というのはそういうことです。
これに対し、クレジットカードやトラベラーズチェックの場合、「あなたしか使えない」のが原則なので、盗難や紛失時でも、損害が生じにくいのです。
また保険も、現金よりは応じられやすくなります。
ともあれ、現金は危険です。
必要以上の現金は持ち歩かないようにしてください。

